オーディオ初心者から上級者まで注目!イヤホン・ヘッドホンの音質をグレードアップするなら「バランス接続」がカギ!
イヤホンやヘッドホン、ポータブルオーディオプレイヤーで「もっと高音質にしたい」「よりクリアなサウンドを楽しみたい」と思ったとき、多くの方がたどり着くのが「バランス接続」です。
この記事では、バランス接続の基本からメリット・デメリット、おすすめの端子規格「4.4mm 5極端子」までわかりやすく解説します。
バランスケーブルの役割
元々は業務規格
音響環境の中で音質に大きな悪影響を与える要因の一つが、「マイクケーブル」です。
マイクの信号は非常に微弱であり、マイクケーブルを通る際に外的要因によるノイズの影響を受けやすくなります。
特に、マイクからミキシングコンソールまでの距離が長くなるほど、その影響はさらに大きくなります。ドームのような広い会場でアナログケーブルをそのまま延ばした場合、ケーブルの長さは数百メートルにも及ぶこともあり、静電気や電源ケーブルからの干渉を受けると、信号は使い物にならなくなってしまいます。
そこで使用されるのが「バランスケーブル」です。
● バランスケーブル
ホット、コールド、グランドからなるツイストペア構造(複数のケーブルが撚り合わされている)を持ち、ノイズが混入しても受信側で信号を反転・合成することでノイズを打ち消します。
【メリット】
・信号が2倍に強化され、安定した伝送が可能
・アンプで増幅され、十分に高い電圧の状態で信号を送れる
しかし、イヤホンやヘッドホン、スピーカーのケーブルでは、外的ノイズが混入してもほとんど影響がないため、本来バランスケーブルを必要としないという点が挙げられます。
オーディオにおけるバランス接続のメリット


オーディオでバランス接続を行う主な恩恵は、以下の2点です。
●出力が増す
バランス接続を行う際、LR接続端子には独立した「+−」が存在します。
つまり、「L+、L−、R+、R−」が接続され、計4つのアンプで駆動する仕組みになるため、各チャンネルは約半分の力で動作します。これにより出力が増加し、より力強い音を楽しむことができます。
●クロストークの軽減
クロストーク:アンバランス接続の際に「L+、R+、グランド(全体)」という接続でLR間の信号の導線が交差する地点が存在し、LRの信号が混ざってしまう現象
バランス接続では、LRの導線が独立しているため、信号が混ざりにくくなっています。これにより音の分離感が向上し、よりクリアで純粋な音質を楽しむことができます。
一概に「バランス接続=音がいい」とは言い切れませんが、出力が増すことで音に力強さとクリアさが加わり、さらにクロストークの軽減によって空間が広がり、表現がより豊かになります。
ですが、オーディオにおける「音がいい」は好みに左右される部分が大きいため、自分の好みに合うかどうか、ぜひ聴き比べをおすすめします。
端子の規格
バランス接続を試してみたい!最初のハードルになるのが「端子の規格」です。
イヤホン、ヘッドホン、プレイヤー、アンプなど、バランス接続をしたいデバイスが対応しているか、対応していたら何が使えるのかが重要です。
〇 4.4mm5極
これからバランス接続を試したい、導入したい場合は「4.4mm 5極」を選ぶと良いでしょう。
バランス接続がオーディオに普及する際、各社が独自規格で製品化を進めたため、端子の種類が乱立しました。しかし、2016年3月に一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が音楽鑑賞用ヘッドホンの規格「RC-8141C」を改正し、新たに附属書として「ヘッドホン用バランス接続コネクタ」を規定しました。
以来、ほぼすべてのオーディオのバランス端子が4.4mm 5極を採用し、統一されつつあります。今後発売される製品も4.4mm 5極が採用される可能性が高いので、互換性と拡張性に優れています。
<その他、バランス接続をする際の端子の種類>
「φ2.5 4極」、「φ2.5 2極×2」、「4ピン角型コネクタ」、「4ピンXLR」、「3ピンXLR×2」、「φ3.5ステレオミニプラグ×2」、「φ3.5 4極」、「4ピンminiXLR」、「3ピンminiXLR×2」……など、
所有しているデバイスがバランス接続に対応している場合は、各端子を合わせれば基本的にはバランス接続が可能です。
バランス対応のイヤホンとは?
Q: バランス接続に対応したイヤホンはありますか?
A: リケーブルできればバランス接続できます!
もともとバランス接続ができるモデルもわずかに存在しますが、選択肢が非常に少ないため、基本的にはリケーブル対応イヤホンに加えてバランスケーブルを別途購入するのが主流です。
イヤホン本体にはバランス対応・非対応はなく、プレイヤー側のバランス再生を受け取るためのケーブルの仕組みが必要になります。
そのため、リケーブルできないイヤホンに関してはプラグ端子を改造して付け替えない限り、バランスでの再生はできません。つまり、変換プラグなどでアンバランスからバランスに変換することは物理的に不可能です。
※一部のイヤホンには、分岐時点でケーブルの芯数を絞っているモデルもあるため、改造すれば必ずバランス接続ができるわけではありません。
※例外として、変換プラグの中にはケーブル自体にプラグを付け替える仕様で、配線ごとバランスに変えることができるものもあります。
バランス端子搭載のイヤホン
水月雨 (MOONDROP) Aria 2
【おすすめポイント】
・TiNセラミックドーム振動板による高解像で自然な音
・低歪みかつ広いダイナミックレンジで繊細な表現が可能
・交換式プラグ&リケーブル対応で使い勝手も高い
進化したシングルダイナミックの完成形
特許構造のダイナミックドライバーと新世代キャビティ設計により、正確な音像と自然な広がりを実現。高域の伸びや細かなニュアンスまで丁寧に描き出し、長時間でも心地よく聴けるバランスの取れたサウンドに仕上がっています。
ACTIVO (アクティヴォ) VOLCANO
【おすすめポイント】
・迫力ある低音と厚みのあるサウンド
・3in1マルチプラグで3.5mm / 4.4mm / Type-Cに幅広く対応
・リケーブル対応で好みに合わせたカスタマイズが可能
重厚な低音と自然な音のつながり
8mm+6mm×2のトリプルダイナミックドライバー構成により、力強く深みのある低音とバランスの取れた音を実現。独自設計の内部ポート構造により、各帯域のつながりが自然で、長時間でも聴き疲れしにくい仕上がりになっています。
DUNU-TOPSOUND(ドゥーヌトップサウンド) DaVinci
【おすすめポイント】
・2DD+4BAのハイブリッド構成による圧倒的な音の情報量
・交換式プラグで3.5mm / 4.4mmに対応し幅広い環境で使用可能
・天然木フェイスプレートによる高級感あるデザイン
多ドライバーが描く立体的なサウンド
デュアルダイナミックドライバーが生み出す深みのある低音と、4基のBAドライバーによる繊細な中高域がバランスよく融合。精密なクロスオーバー設計により各帯域が滑らかにつながり、空間表現や音の厚みまでしっかりと感じられるサウンドに仕上がっています。
\ 専門店スタッフレビュー /
\ お得に買えるかも?/
SENNHEISER (ゼンハイザー) IE 900
【おすすめポイント】
・TrueResponseドライバーによる圧倒的な高解像サウンド
・X3Rテクノロジーで歪みを抑えた自然で広がりのある音
・3種類のケーブル付属で幅広い環境に対応
フラッグシップが生み出す極限の音表現
シングルダイナミックながら、全帯域でつながりの良い自然なサウンドを実現。低域の質感から高域の伸びまで繊細に描き分け、音楽の細部まで余すことなく再現します。精密加工されたアルミハウジングと独自音響構造により、透明感と没入感を兼ね備えたリスニング体験を提供します。
\ 専門店スタッフレビュー /
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バランス端子搭載のプレイヤー
これまでバランスの仕組みとイヤホンとケーブルの関係性を説明しましたが、再生側がバランス駆動であることも最低条件になります。
現在多くの音楽プレイヤーには、「4.4mm5極」のバランス端子が搭載されていることが標準になってきています。
FIIO (フィーオ) M33 R2R
【おすすめポイント】
・自社開発フルバランスR2R DAC搭載で濃密な音質
・最大1,100mWの高出力でヘッドホンもしっかり駆動
・Android搭載でストリーミングも快適に楽しめる
R2Rならではの自然で芯のあるサウンド
192個の精密抵抗で構成されたR2R DAC回路により、厚みのある中低域と滑らかな高域を両立。デジタル特有の硬さを抑えた、自然で温かみのある音で音楽をじっくり楽しめます。
SONY (ソニー) NW-ZX707 C
【おすすめポイント】
・フルデジタルアンプ搭載で高解像度かつ臨場感あるサウンド
・ストリーミングも高音質で楽しめるAndroid搭載
・バランス接続対応でよりクリアで広がりのある音場
音楽専用機ならではの高音質設計
アルミ削り出し筐体や高品質パーツを採用し、透明感のある音と力強い低音を実現。細かなニュアンスまでしっかり描き出し、まるでその場にいるようなリアルな音楽体験を楽しめます。
\ 専門店スタッフレビュー /
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バランス端子搭載のDAC/AMP
Hi-Unit(ハイユニット)
HSE-AD03-pnk DAC搭載変換アダプタ(ピダック)
【おすすめポイント】
・挿すだけでイヤホン・ヘッドホンの音質を底上げ
・32bit/384kHz対応DAC搭載で高解像サウンド
・バランス接続対応で定位感と音場表現が向上
音のポテンシャルを引き出すDACアダプタ
高性能DACチップとアンプ回路により、細かなディテールや音の奥行きまでしっかり再現。普段使っているイヤホンでも、解像感と駆動力が一段引き上がったようなクリアで力強いサウンドを体感できます。
\ 3.5mm・4.4mmどちらにも対応した変換アダプタ!/
\ 専門店スタッフレビュー /
\ お得に買えるかも?/
FIIO (フィーオ) KA17
【おすすめポイント】
・最大650mWの高出力でヘッドホンもしっかり駆動
・デュアルDAC搭載で高解像かつ低ノイズな音質
・デスクトップモード搭載で据え置きレベルの再生が可能
小型ボディで実現する本格オーディオ性能
ESS製DACを2基搭載し、繊細なディテールから力強い低音まで高精度に再現。さらにデスクトップモードでは高出力を引き出し、ポータブルながら据え置き機に迫るスケール感と駆動力を体感できます。
\ 専門店スタッフレビュー /
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まとめ
総じて、オーディオを突き詰めるのであれば、バランス接続を試す価値は十分にあります。音質の違いを実感し、より深い音楽の世界に没入するために、ぜひバランス接続を取り入れてみてください。これまで聴いてきた音楽が、新たな魅力を持って響くことでしょう。
e☆イヤホンの各実店舗では、完全ワイヤレスイヤホンを含め、さまざまなポータブルオーディオ製品を自由に試聴ができます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。